自身でネットショップを経営してみたいと思ったことはありませんか?
でも商品を作ったり、在庫を持つのが難しく、断念している人は多いのではないでしょうか?
今回は、自身でネットショップを運営しながら、商品の調達や在庫が不要な稼ぎ方、
ドロップシッピングを紹介していきます。
目次
ドロップシッピングとは?
「ドロップシッピング(Drop-shipping)」とは、簡単に言うと 「商品を調達することなく、あなたのネットショップ(サイト)で、商品を自由に売れるシステム」です。
あなたのサイトで注文された商品は、ドロップシッピング仲介業者またはメーカーが直接発送してくれます。 そのため、あなたが在庫を持つ必要はありません。
イメージは下の図となります。
アフィリエイトとの違い
ドロップシッピングは、アフィリエイトと若干似ておりますが、
アフェリエイトは、自分がオススメする商品を紹介し、 自分経由で商品が売れた場合に、売上の一部が報酬として支払われるものとなります。
つまり、売るのはあくまでも、商品を販売している会社であり、あなたはその商品を広告しているといった位置づけです。
ドロップシッピングの特徴
通常のネットショップとの違い
通常のネットショップとの違いは以下のようなメリットがあります。
- 自身で商品を作ったり、メーカー等から仕入れて、在庫を持つ必要はない
- 発送は、商品メーカー等や仲介業者がやってくれることが多い
- ショッピングカートや決済システムの準備が不要(仲介業者によっては必要なケースあり)
ただし、上記の反面、以下の制約があります。
- 商品は、仲介サイト(業者)が用意しているものに限定される
- 発送の工夫は不可(例えば、リピート目的でメッセージカードを入れる等)
- 仕入れ値が一定(大量仕入れ等で仕入れ値を安くする等はできない)
ただし、ドロップシッピングでは、あくまでも販売するの主体は「あなた」なので、アフィリエイトとは違い、「商品の値段設定」は自身で決めることができます。
自分で商品の値段をつけられる
例えば、原価1万円の洋服を仕入れたとして、 それを5万円で売ることも、2万円で売ることできます。
もちろん、あなたの利益は「売値ー仕入れ値」となるので、売値を高いほど1つ販売したときの利益は多くなります。
しかし、売値が高すぎると買われる数が減り、最悪の場合は売れない可能性もあります。
そこで、トレンドを見ながら、売値と販売量のバランスとる必要があります。
ただ、ドロップシッピングは、在庫を持たないため、利益が出やすい稼ぎ方となります。
例えば、1万円の洋服を10個仕入れて、1個2万円で販売しても、儲けが出るまでには5個売る必要があります。
ドロップシッピングは在庫を持たないため、 売れたら売れた分だけの利益が確定し、売れなくても赤字とはならないことなります。
ドロップシッピングの稼ぎ方
基本的には、以下のようなネットショップで稼ぐためのコツが、ドロップシッピングにも当てはまります。
- サイトのデザインを商品に合ったものにする
- 写真は綺麗で、インパクトがあるものを使用する。また、商品説明の写真を充実させる
- 商品説明が解りやすく、顧客にとって役に立つこと(食事であれば、美味しいこと)が説得力がある方法で証明する
- ネットショップの使い方やサイトの構造を分かりやすくする
- 顧客が検索しそうな言葉で、商品の案内がされているとともに、顧客の期待に応えている
- お客様の声や販売実績等、お店が人気あることや信頼できることを示す
- 信頼獲得のため、お店を運営している個人(会社)の情報を開示する
上記のような、顧客にとって信頼できるサイトを制作することが、あなたへのショップへのアクセスアップにつながります。
また上記に加え、重要な要素として、商品選びと値段設定があります。
商品選びのコツは、あなたが使ってみて役に立ったものや食べ物であれば美味しかったものを選ぶことです。
そうでなければ、上記のようなサイトを制作することはきっと困難となるでしょう。
また、上述のとおり、売値の設定には細心の注意が必要となります。競合を調べる等、トレンド調査は重要となります。
ドロップシッピングのデメリット
しかしながら、ドロップシッピングには以下のようなデメリットがあります。
利益率が低い
ドロップショッピングはその性質上、商品を1回づつ仕入れるのと同じです。
そのため、100個を同時に注文したほうが、通常は仕入れ値は安くなります。
そのため、同じ値段で販売した場合、ドロップシッピングの利益は、100個同時に注文して売るようなネットショップに比べ、通常は低くなります。
問い合わせ対応が大変
こちらは、ネットショップ全般に共通しますが、ドロップシッピングでは、問い合わせは通常販売者が受け付けることになっています。
しかし、ドロップシッピングの場合は商品が手元にないので、問い合わせに答えるのが通常よりも困難となります。
リピーター客が作りにくい
決済手段や発送機能を備えたネットショップですと、購入者の個人情報を取得できます。
これによって、購入者に対して、ダイレクトメールを送ったり、 リピーターになってもらうための工夫を行うことが可能となります。
しかしながら、ドロップシッピングですと、個人情報を取得するのは、仲介サイト(業者)やメーカー等となります。そのため、リピーター客が作りにくいシステムとなっています。
いかがでしたか?
リスクは少ないので、興味がある方はドロップシッピングの仲介サイト等を利用して、挑戦してみるのもいいかもしれませんね。