読書量が多い人の特徴 ~短時間での読書法~

人が知識を得る上で、読書は最も重要な行為の一つと言えます。

「読書から得られる知識=読書の量×読書の質」といっても過言ではありません。

しかし、仕事等が忙しく、なかなか読書をする時間を得られない人も多いと思います。

そこで今回は、多くの知識を得るために、短時間で多くの読書をこなす人をが実践している方法を紹介します。

※なお、当記事は、知識を得るためのビジネス書(マーケティングの本)等を読む際のポイントを紹介します。小説等の物語を楽しむ読み方を紹介するものではありません。

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読書量を増やすための必要事項

仕事が忙しいと、帰りの電車等も仕事のことを考えたりして、ついつい知識を増やすために必要とわかっていても、「読書」という行為を後回しにしがちではないでしょうか?

今回は、そんな「限られた時間」しかない人が、「いかに読書量を増やすか」について説明していきます。

方法としては単純です。

「少ない時間で多くの量を読む」、つまりは読むスピードを上げることです。

もちろん、読書の質に拘らず、文字をなぞっていけば、多くの人は読むスピードを上げることができると思います。

しかし、冒頭に説明したように、「読書から得られる知識=読書の量×読書の質」です。

量だけ上げても、質が下がるのであれば、意味がありません。

そこで、読書の質を下げずに、読書の量を多くする(読むスピードを上げる)ポイントを紹介することが、この記事の一番の目的となります。

では、具体的にそのポイントを紹介していきます。

読書量の多い人が実践している方法

短時間で多くの本を読む人が実践している、読むスピードを上げる方法の一番のポイントは、きちんと本の内容を理解することです。

内容を理解していないと、何回も読み返したりして時間をロスすることになるだけでなく、その本を読むことをあきらめてしまうかもしれません。

実は、ビジネス文書※と読むスピードを上げる方法の方向性は一致しています。

※ビジネスの場で作成される文書等

なぜなら、ビジネス文書は短時間できちんと内容を理解してもらうために作成されたものです。

もちろん、ビジネス文書はそうした意図で作られたものであり、本とは違います。

ただ、皆さんがビジネス文書を読む際に意識していること(結論から先に確認する等)は、読書でも活用することができ、その実践が読むスピードの向上につながるのです

では具体的な方法を見てみましょう。

目次を読む

意外と読み飛ばしている人が多いのが、目次です。

しかし、目次を飛ばしてしまうと、本の全体の構成を確認できず、今読んでいる箇所が本全体の中でどのような役割を担っているかわかりません。

読んでいる箇所の役割(意味)がわからないと、内容への理解が進まず、結果的に読むスピードが落ちていることが多くあります。

そのため、必ず目次を読み、本全体の構成を頭に入れたうえで、読み始めましょう。

そうすることで、各章の位置づけなどがはっきりとして、内容の理解が進み、結果的に目次を読み飛ばした場合よりも、早く読むことができるはずです。

結論をまず確認

知識を得るための読書では、小説等を読む場合と違い、結論をワクワクしながら読み進めるといったことは不要だと思います。

むしろ、一刻も早く結論を知りたいのが通常ではないでしょうか?

まず、結論から確認してしまいましょう。

本の最終結論

各章の結論

といったように、大きな結論を確認したうえ、その結論を導き出す各章の結論を確認し、それらがどのように論証されていくのかを意識しながら、読み進めることが重要です。

そうすることで、本が教えたいもの(また、その目的)というゴールを理解して、読み進めることで、そこへ向かっていく本の内容をより理解でき、それによりスピードが上がります。

これはビジネス文書にも通じるものがあります。結論がわからない説明を聞くのは苦痛ですが、結論が明確化されたうえ、その結論へ至った経緯・根拠等を説明された場合は、理解が進むと思います。

なお、最終結論に至るまでの結論構成が、3~4段階に分かれているものありまが、基本的に大きな結論から小さな結論まで確認したうえで、目次で全体構成を理解しながら、読み進める必要があります。

最終結論

各章の結論

各節の結論

以上が、読書量が多い人が実践している読書法となりますが、実は、読み方だけでなく、本選びも重要となります。

 良書を選ぶ必要性とポイント

なぜなら、本によっては、各章毎の結論がなかったり、そもそも構成が分かりにくいものもあり、そうした本については、上記の読み方を実践したとしても、読書のスピードを上げることは難しくなります。

また、そうした本は結論への論証が甘く、知識としても不十分である可能性が高いので、「読む時間=無駄」となる可能性もあります。

そのため、そもそも知識を得るために相応しい本(良書)をきちんと選ぶことも重要です。

以下、良書の特徴をまとめましたので、本を選ぶ際の参考にしてみて下さい。

【良書の特徴】

  1. 本の最終結論が明確(全体を通して言いたいことが明確)
  2. 各章毎に結論が置かれている(その章で言いたかったことが明確)
  3. 目次の構成に違和感がない

なお、長年出版され続けている本には良書が多く、そうした本は、上記の特徴を備えています。

まとめ

最後に、短時間で読書量を増やすための方法(全体構成や結論を意識して、内容をしっかり理解しながら読む)について、時系列順で紹介するので、ぜひ実践してみて下さい。

読書法

①良書を選ぶ
(確認のポイントは、本の言いたいことが明確か、目次の構成はしっかりしているか)

②目次を確認
(本の全体構成を把握)

③本の結論を確認(全体→章→節・・・)

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